廃道・廃墟・隧道・心霊スポット

世に捨てられ忘れられた道や隧道、異世界の住人たちのもとを訪れ、ささやかながらに光を当てて検証していきます。

※このページは現地への訪問を斡旋するものではありません。
整地、補修など行われていない物件が多く、且つ私有地、管理地であることも多くあり、事故や事件、怪我などの責任は一切負いかねます。
訪問はあくまで自己責任でお願いします。
また周辺に生活している方もいらっしゃることも多くありますので、訪問の際は地域住民の方の迷惑にならないよう注意しましょう。


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というのもこの物件、来るまでの道は細く険しく、車一台が通るのがやっとなほどの道幅だが、下った先には民家があり、距離もさほどあるわけではないのだ。
さらに良くも悪くも田舎である。近隣の人の目は都会よりも行き届くであろう。そんな地域で不法投棄など、すぐに通報されそうなものだ。何より週2回は回収されそうな生活ごみをわざわざこんな場所まで捨てに来るだろうか。
その上とあるHPで近隣の住民に話を聞いた折、「この倉田温泉の廃屋には「変な兄やん」がいて人を見つけるとカマやナタを振りかざして追いかけてくるから近寄らないほうがいい。」と聞いたという記事もあった。
今はもういない、と書かれていたが、どうなのだろうか。
写真には撮れなかったが、実はほんの数か月前の賞味期限が書かれたレトルトご飯の空き袋も転がっていたのだ・・・

それはともかく、さらに奥に進む。
生活ごみの山は入り口付近だけのようで、そこを過ぎると家屋の残骸や元々あった家具であろう様々な物品が散乱していた。
床は抜け、天板は剥がれ、嵌っていた障子戸は抜け落ち、足元はすごいことになっていたが、落書きなどはほとんどなく、廃墟としては比較的綺麗な方だといえた。
それぞれの部屋には仏壇や鏡台、テレビなど生活感あふれる物が多く散乱していた。この物件は2階建て。どうやら旅館としての客室は2階、1階は家主の生活の場だったようだ。

1階の他の部屋

 

2階に突入。
2階部分に上がるにはかなり足場の悪い急な傾斜を上がることになるので注意!今回は一番身軽な紅魅隊長に行ってもらっての撮影。
やはり客間になってきたようで、1階に負けず劣らずの荒れ具合である。しかし写真で見る限りこちらも落書きやごみのポイ捨てはほとんどなかったようで、経年からくる荒れ具合のようだ。
かつては川のせせらぎに耳を傾け、風になびく木々のざわめき、鳥や虫の声に、日々の生活の煩わしさを癒したのであろう。





2階の客室

 

浴室

最後に、肝心の温泉(浴室)はどこにあったのか。
そう、ここはあくまで温泉なのだ。ここまでの探索で一度も温泉を見ていないのだ。
おそらくこれがそうだったのではないか、という離れがあるのだが、こちらは既に倒壊が進んでおり、とてもじゃないが入っていける状態ではなかった。


 2017年05月16日

I隧道

和歌山県紀の川にある池田隧道は明治時代に作られた隧道。
長さ80m、幅2m、高さ2.3mと現代からすればかなり小ぶりな隧道で、当時は人や荷馬車の通行を主眼に作られた隧道のようです。100年近く経過しているにも拘らずしっかりとしたレンガ造りの坑口は、今すぐ崩れそうということはありません。

少々ぶれていますが中はこんな感じです。整然と積まれたレンガがしっかりと内部を支えています。

そうして中へ進んでいくと・・・

出ました。手掘りです。
どうやら出入り口の部分からそれぞれ10~20mほどはレンガ積み。その間は手掘りそのままのようです。
それでもしっかりとしており、今しばらくはしっかりと現状を保ってくれそうです。

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